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2012年11月24日
山代ご夫妻の蕎麦打ちは、まるでショーのよう!
「ほぉら、お蕎麦ができましたよ」
新蕎麦のこの時期、蕎麦打ちは毎年恒例の行事になりました。蕎麦を打ってくださるのは、山代ご夫妻です。今年の蕎麦粉は、北海道のホロカナイ産とのこと。
「ホロカナイってどう書くのかしら?」早速ご入居者からのご質問。すると、あるご入居者が席を立たれ、しばらくして戻ってみえました。「幌加内」と書いたメモを片手に!!
「蕎麦粉って案外白いのね」とご入居者。「いわゆる田舎蕎麦は、蕎麦の実の皮も入っていますが、製粉の精度が上がるとどんどん白くなります。蕎麦の実は、中心に胚芽があり、打ち粉はその胚芽100%なんですよ。だから蕎麦湯は胚芽湯でもあり、体にいいんです。」と山代ご夫妻。
「今日のは10割蕎麦?」とご入居者。「今日は二八蕎麦です。10割のほうが美味しそうに聞こえますが、のどごしがいいのは二八蕎麦なんですよ。」と山代ご夫妻。
とにかく、とにかく、話が尽きない蕎麦打ちでした。蕎麦粉が形を変えるたびに、拍手!「それって(陶芸の)菊練りと同じですか?」と質問が飛び、「まさしくその通り!パン生地こねるのも同じですよ」と山代ご夫妻。また、「丸い生地が四角になるって不思議でしょ」と、その伸ばすコツを解説してくださいました。ご入居者は身を乗り出してご覧になり「まるで布みたいね~」とうっとり。1.5ミリにカットされるときは、皆さん息をとめていらしたのではないでしょうか??(笑)
蕎麦の香りが時折ぷ~んと香るんです。とっても上品に・・・。そして出来上がった蕎麦は、まるで絹糸のようでした。打ちたて、茹でたてのお蕎麦が美味しかったのは言うまでもありません。